BUNKEIDO
SDGs
ARTBRUT
PROJECT

サスティナブルゴールス
  • ひしだみわ
  • あんどうただすけ
  • はっとりひろまさ

アールブリュットとは?

アール・ブリュット(Art Brut)とは、アートの分野において美術・芸術の専門教育を受けていない人たちによって制作された表現を指すフランス語で、日本では「生(き)の芸術」と訳されることがあります。

日本では、知的障がいや精神障がいのある方が作家として多く活躍されており、自身の内側から湧き上がる純粋な衝動を、既成概念にとらわれない独自の発想と方法で生き生きと表現することが作品の特長です。

アール・ブリュット作品の魅力に触れることは、年齢や障がいの有無、国籍や文化の違いにかかわらず、あらゆる人々がお互いの価値観を尊重し合う社会の実現に、寄与するきっかけを私たちに与えてくれます。

ぶんけいアール・ブリュットPROJECTについて ぶんけいアール・ブリュットPROJECTについて

アール・ブリュットを通じた事業活動に取り組むことで、
文溪堂の掲げるSDGsの達成を目指します

質の高い教育をみんなに
パートナーシップで目標を達成しよう

2020年に文溪堂が発信したSDGs宣言。
そこで設定されているマテリアリティ(重点取り組み事項)の中から
上記の2つの目標を達成するために、
文溪堂はアール・ブリュットを通じた事業活動に取り組みます。

2023年は「project1」として、岐阜県のアール・ブリュット作家さんを発掘し、
作品を起用した自社名刺を作成しました。

名刺サンプル
名刺サンプル
名刺サンプル

豊かな感性を育む芸術・文化を
振興し、
全ての人々が輝ける
社会の実現を目指します

文溪堂がアール・ブリュット作品を起用した名刺を制作し、作者の湧き上がる衝動や作品が持つ魅力を、当社と関わるステークホルダーの皆様へ名刺を通じて伝えていくことで、芸術・文化の振興を目指します。

地域の一員として様々な社会活
動に貢献することにより、
地域社会のパートナーシップを
推進し、地域活性化の醸成への
貢献を目指します

本社所在地である岐阜県のアール・ブリュット作家さんを発掘し名刺へ起用させていただくことで、
地域社会の一員として岐阜県内のパートナーシップの推進と地域活性化の醸成を目指します。

東海地方で同じ志を持つ企業と
持続性・透明性の高いパートナー
シップを構築する
ことで、
地域における高い経済生産性の
維持・向上を目指します

「デザインを活かして誰もが活躍する社会を -障がい者アートの活用-」をSDGsへの取組の1つとして掲げている竹田印刷株式会社(愛知県名古屋市)とのパートナーシップを構築し、名刺の制作とアール・ブリュットに対する促進活動を協働で行う事で、東海地方における経済生産性の維持・向上を目指します。

ARTWORK

菱田 美和(ひしだ みわ)

700gという超低体重児として生まれ、小さい頃から自由に動くことが困難だったため、いつも座って絵を描いて遊んでいました。4歳になってやっと歩けるようになり、障害のある子のための美術教室へ通い始め、絵画・造形・粘土などに挑戦。以来、現在も創作活動を続けています。

作品「チーター」は美術教室で描いたもので教室の時間内に出来上がらず、家に持って帰って完成させたお気に入りの作品です。教室に限らず家でもどこでも時間と場所があればコツコツと制作をしています。今まで絵やぬり絵など「楽しくて楽しくてしょうがない」と言いながら手を動かし続け、現在は蜘蛛やオリガミニンゲンなど自分の好きなモノ・コトに没頭する日々を過ごしています。

安藤 維祐(あんどう ただすけ)

腕時計は維祐さんが好きなものの一つです。はじめに輪郭線を描いて、細かく区分けしてから丁寧に色鉛筆で塗っていきます。枠から少しはみ出して隣の色と重なる部分があることで、色に奥行きが感じられます。

維祐さんは子供のころから絵を描くことが好きでした。自閉症の特性の一つである高い集中力でモクモクと描きます。他には好きな食べ物や動物、人物など幅広く描いています。リクエストしたものを描いてくれることもあります。

服部 大将(はっとり ひろまさ)

貼り絵教室をしていた祖母の影響で、幼少の頃から絵画や貼り絵に取り組み始めています。絵画は雑誌や本を見て魚や昆虫、草花を中心に、最近は人物も描いています。

画材はマーカーペンやコピック、色鉛筆を用いて非常に色彩豊かに、そして隙間を埋め尽くすように貼り絵を組み合わせて描く作品は、彼独特の世界観を表しています。

創作の合間には鏡の前へ行ってポーズを決めたり、貼り絵も自身のかっこいいと思う英字を好んで使用したりと、随所に彼のこだわりが込められています。